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【書評】自分の仕事をつくる 西村佳哲 著

書評 デザイン

自分の仕事をつくる (ちくま文庫)

 

 デザインや物作りに関わる様々な人への取材記録。思いを込めて何かを作る人の哲学や仕事術が学べてとても面白かったです。

とくに印象に残ったのが "2章 他人事の仕事と「自分の仕事」"の3名のインタビュー。まず一人目は湘南でサーフボードを作る植田さん。彼はサーフィンを続けているから最高のサーフボードが作れる、といいます。二人目は東京でパンを作る甲田さん。自分にとって気持ちが良いパンを焼いて、それでお客さんに喜んでもらう仕事には矛盾がないと言います。そして最後に、衣服や陶器をつくる馬場さん。彼には身体も物作りの環境なのだとか。

彼らを取材した著者は「彼らの仕事の価値は、彼ら自身の存在に根ざしている」「個人を掘り下げることである種の普遍性に到達する」とまとめています。物作りの大事なテーマになりそうです。

自分の仕事をつくる (ちくま文庫)

自分の仕事をつくる (ちくま文庫)