【書評】ハッカーと画家 Paul Graham著

ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち

 

コンピュータソフトウェアを書くということの価値について、米国の純粋な技術者(ギーク、コンピュータを高度に扱える人達)がどう考えているかを知れる本です。またコードを書くことで富を築く方法、デザインのセンスやプログラミング言語そのものについても普段知りえないディープな内容に触れられます。

おすすめしたい読者は、プログラミングの世界に興味のある全ての人になるでしょう。具体的なコードなどは多くは出てきませんが、アプリケーションとは何かなどを多少知っていた方が楽しめると思います。

"技術の梯子"という言葉が本書で出てきます。この言葉は「一度コードを書いてしまえばコンピュータで何度でもそれを活用できるので、生産性は線形ではなく多項式的に増加していく」という意味で用いられています。そして、技術の梯子により、それを登る人と登れない人では格差が広がっていくという話へと続いていきます。

規模の経済や限界費用ゼロをギークの言葉で言うと"技術の梯子"となります。これこそソフトウェアが価値を生み出す源泉です。

ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち

ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち